賃貸物件を満室にできる、家主さんのタイプ ?


良く聞かれます ――
「以前、エージさんは不動産会社で、どんな仕事をしていたんですか?」

うーん、むずかしい質問なんです。これが ・・・
きちんと、ご理解していただくための 「簡潔な返答」 が未だに、うまく言えていないような気がします。今回は良い機会なので、ご紹介を兼ねて自分なりに整理してみました。



簡単に言うと 「賃貸経営コンサル」
 なんですが ・・・


不動産会社時代の業務内容 ↓

    • 空室調査
    • 調査物件の地域マーケティング
    • 当該物件、家主さんへの営業活動
    • 空室対策への施策検討 
    • プレゼンテーション (改修工事絡めば、図面・見積もり作成)
    • 空室対策実施
    • 対策済みの空き室に入居斡旋


こうやって書くと、カッコいい感じですが、要は 「飛び込み営業マン」 ですね。 (笑) 幸いにも、道内ではメジャーな会社でしたので、訪問しても家主さんから 「嫌な顔」 をされたことは、あまりなかったです。 (むげにすると、募集に影響すると、思われたかも?)


毎日、毎日、空き室の多いアパ・マンを探す日々を送り、該当した家主さんを1週間に最低10人は訪問しました。その後、2年ほどで家主さんの相談に対し、ようやく満足な結果を出せるようになりました。


この経験 ―― 半端じゃなく、勉強になりました。 ↓

    • 家主さんの考え方
    • 埋まらない物件の理由
    • 管理会社との付き合い方 
    • 入居者の気持ち (現場調査の際、話を必ず聞く)
    • 売買の知識、投資系の家主さんとの出会い
    • 銀行との付き合い方、融資問題について
    • 法的及び税務関係の処理について
    • 同業他社との連携構築 (特に管理会社)
    • 札幌のマーケット、賃貸事情


そのほかの仕事  家主さんのお手伝いになることを 「何でも」 しました。 

    • 退去交渉 (売買・クレーム・改修工事の絡み)
    • 残置物や放置車両の処理
    • 融資付け (銀行・ノンバンク・国金)
    • 原状回復、敷金問題の入居者交渉
    • 売却先斡旋 (個人・法人・ファンド)
    • 建物・耐震診断アスベスト調査 (売買絡み多い)
    • 家主さんの自宅の雨漏り調査 (すごく喜ばれました)
    • 臭い共用部の原因調査 (契約違反の犬の飼い主発見)
    • 埋めてくれない管理会社への説得?


こんなことをしながら、家主さんとお付き合いしてきました。
そこで感じたのは――



家主さんのタイプは、2パターン ? 

正確に言うと 「空き室問題に直面している」 家主さんのタイプです。


① 途方に暮れているタイプ
⇒仲介店や管理会社に 「一生懸命」 お願いしているが結果がでない。正直なところ、どうしたものかと困っている。


② 経営に前向きだが、結果が出ないタイプ
セミナーなどに参加して熱心に勉強をしているが、有益な情報であっても使いこなせていない。その情報をもとに、仲介店や管理会社に相談するが、良い結果が出ない。

 

①のタイプの家主さんに対しては 「基本的なことから」 ご説明していました。(札幌のマーケット状況や、物件の抱えている問題など)
仲介会社と提携した、費用対効果の高い 『満室保証提案』 をしても 「お金が掛かるから ・・・」 と言って、経営に対して消極的な方が多いです。


②のタイプの家主さんは、賃貸経営に成功する可能性の高い方です。ただ残念なことに、仲介店や管理会社に相談するにしても  「個人的にお付き合いできるレベル」 の人間関係が構築できていなければ、結果を出すことは難しいと思います。 (一般的に言って、そのような関係は稀ですが ・・・)



不動産会社の勤務経験から、何度もこのブログに書いていますが、仲介や管理会社の社員は 「効率よく、部屋を決めてナンボ」 の歩合の世界で生きています。


ですから彼らは、決まる物件を本能的に選別します ―― でも、そこまでなんです。
(ご存知の通り、あなたの物件に対して具体的な改善点を指摘したり、その結果で入居を保証したりはしませんよね)



結論として

家主さんの賃貸経営を支援すること

これが、私の従事していた仕事ということになります。


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