[賃貸経営][投資]夢の複数棟所有へ ― どう立ち回る?

今回は、少し大きな視点から 「夢のある賃貸経営」 について書きます。皆様の日々における、賃貸経営の苦労が吹き飛ぶ話 ―― だと、いいんですが ・・・ (笑)



さて、本題に入ります。
複数棟の物件を所有し、レバレッジを効かせて年収ウン千万を確保している
⇒ このような家主さんは、札幌にも沢山いらっしゃいます。


この 「成功パターン」 は、インカムゲインを前提に賃貸事業を展開している家主さん、皆さんが目指しているところではないでしょうか?


これら成功していると言われる家主さん (法人オーナー) は、個人・法人の差こそあれ、その運用利益を更なる物件購入の準備金に充てています。つまり、その準備金を 「ますますキャッシュフローが潤沢になる投資」 に活かしているわけです。 
(ここに “レバレッジを効かせている” という由縁があります)



ところが、そこに到達するには、たとえ理屈がわかっていたとしても、決して容易なことではありません。 
(社会経済市況、賃貸市場動向、資金調達、資金運用、物件選定、物件管理、リスクヘッジ諸策 ・・・etc これらを包括的に考慮、判断し 「タイムリーに立ち回らなければならない現実」 があります)


ですから、賃貸経営を大きく成功させるために 「常に、こうあるべきだ」 という王道は無いのです。 しかし私は、その時々の現況において 『成功への最短距離』 を歩む方策が必ずあると考えています。

それらをすべて書き始めると 「大変なことに?」 なってしまうので、その中から一例を挙げて進めます。



● 物件選定・購入のスタンス

家主さんの中に
「私は、利回り15%以下の物件に手を出さない」
「非常に良い物件だけど、利回りが7.5% ・・・ ダメだな」
などと、おっしゃる方がいます。


これらの発言、皆様どう思われます ?  私はもし、この家主さんが物件購入の頭金として、既に準備金をお持ちであれば 「非常にもったいないなー」 と思います。


家主さんに質問です ↓

  • 現在の市場から見て、好条件のインカムゲインが見込め且つ、利回り15%以上の物件がありますか?
  • 利回り7.5%でも、そのほかの条件が良好で、金融機関の長期ローンが組めるとしたら、どうします?


残念ながら、札幌においては好条件の利回り15%物件は望めません。仮にあったとしても、金融機関の評価に値しない (運用の難しい) 物件ではないかと思います。 (入居率、立地、築年などの要素から)
また、利回り7.5%の物件でも満室、好立地、浅築年などの条件がそろっていれば、総戸数や家賃設定の妥当性などを考慮して、金融機関が長期のローンを組んでくれるケースがあります。



ちょっと荒っぽい考え方ですが ・・・
同じ購入金額で単純にキャッシュフローだけを比較すれば ↓

利回り15%で返済期間10年  利回り7.5%で返済期間20年

ですよね。それどころか 「悪条件の利回り15%の物件」 と 「インカムゲインが見込める利回り7.5%の物件」 では、その差が明らかです。



さらに、もう一点。
前述の状況が、見えていない家主さんによくある例 ↓

    • 物件を、いつまでも買えない (現状が打破できない)
    • 利回り重視で、ババ物件を掴む (結果、手残りで準備金を留保できない)

つまり、最終目標である 「複数棟所有でレバレッジを効かした投資ロード」 を最短距離で歩めないわけです。


※稀に、あえて 「悪条件の高利回りババ物件」 を狙い撃ちして、独自のテクニックで蘇らせる “スゴイ家主さん” が存在します。これは一般的ではないので、お勧め出来ません (笑) 


もし、好条件の利回り7.5%の物件を5,000万円で購入したなら、単純計算で1年間の家賃収入は、325万円にもなります。(1億円なら750万円!)


そうなんです。買えない15%を夢見ているうちに、買える7.5%の物件を手に入れた家主さんは、一歩も二歩も先に行っています。



最後に、対金融機関という視点から 
良質な物件を複数棟所有している家主さんに対し、金融機関の好評価はその物件のみならず、家主さん自身の準備金 (手持ち資金) にも下されます。
(その他、沢山の恩恵があります。それはまたの機会に ・・・)


ですから、成功している家主さんは、ますます成功するわけです!


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