家主さんに是非、知ってもらいたいこと


7月の中旬、ご縁があって有限会社ブルーフィールドの青田社長主宰の勉強会「札幌がんばる大家さんの会」で講演させていただきました。当初1時間の予定でしたが、最後の質疑タイムにおいて皆様の熱意(気迫?)にお答えする形で、30分以上講演は延長しました。


不動産会社に在職中は社員向けセミナー講師の経験はありましたが、やはり事業の命運がかかっている皆様の熱心さには正直、圧倒されました。自分自身も良い勉強をさせていただいたと、感じています。
〈自主管理家主の奮闘記〉http://tinntaiyanusi.12.dtiblog.com/


  • いわゆる「賃貸経営に有益な情報」に振り回されないで

今回の「札幌がんばる大家さんの会」も含め、研修会、WEB上でのホームページ・ブログ、デベロッパー、新聞社主宰のフェアーなど、賃貸経営を取り巻く情報は膨大です。


いわゆる 「賃貸経営に有益な情報」 は総論的で、家主さんが自身の経営にそれらを生かすためには、相当な勉強が必要です。(しかし、現場といえる賃貸仲介の実態までは、残念ながら家主さんには、計り知れません)


さらに、「満室経営のためのリフォーム情報」 において各論では、確かにほぼ間違いのないことばかりです。これがまた悪い! 勘違いして無駄な投資をしている家主さんを、たくさん見てきました。後に詳しく書きますが、空室対策に即効性を求め、さらに将来的にも安定した経営を目指すための投資は、相当なマーケティングを実施して慎重に行わなければなりません。


  • コアな付き合いの有害性

今までたくさんの家主さんと、お会いしてきました。お叱りを受けるかもしれませんが、特に専業の家主さんは頑固です(笑)
相談を受けて訪問をしているにもかかわらず、この仕事を始めたときは、自分の経営信念を曲げてまで私の提案を受け入れてくださる家主さんは、ほとんどいらっしゃいませんでした。


そこで私は、良い意味でクールに対応させていただく方針に変更しました。家主さんの資産状況、負債、相続の問題、物件の入居状況、家賃、入居者の問題等々・・・まるでお医者さんが患者に問診をするような感じで質問することにしました。(これも結構キツイですが・・・)


そうしてその中から、1つでも「なるほど!」とご理解していただけるアドバイスができると、ようやく心を開いてくださるようになりました。


個人にしても法人の社長さんにしても比較的、専業の賃貸経営者は孤独だと感じてきました。その弊害から、賃貸経営に行き詰まるケースもあるのではないでしょうか?そういう意味では「札幌がんばる大家さんの会」などの、横のつながりを重視した家主さん同士のコミュニケーションのとれる勉強会に、入会するのも良いといえますね。

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