管理会社の弊害 ①
― 家主さんの希望を叶えることができなかった話
不動産会社に勤務していたころ
「満室経営へのお手伝いをする」
これが私の仕事だった訳ですが、長くやっているといろいろな障害から、家主さんにご迷惑をおかけするケースも、正直ありました。 参考になりますかどうか・・・
- 過去のご相談の経緯
ある年の12月初旬のこと、親しくしている保険会社の女性所長さん (決して、変な意味ではないです・・・) からの紹介で、女性の家主さんを紹介していただきました。札幌の中心街に自社ビルを持つ、法人社長のお母様でした。
こちらの家主さんの物件状況です。
どうですか?募集条件的には悪くない内容です。実際に物件内部も見せていただきましたが、若干の手直し及び条件見直しで、春までには空き室をすべて埋めることができると確信しました。
その内容は
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- 各戸に1室ある、和室を洋間に改修(クローゼット収納付き)
- LDのクッションフロアーをフローリング化 (床鳴り改善後)
- ウォシュレット取り付け
- システムキッチンへ交換 (LDの目立つ場所に、古い流しを据付けている。長い目で見て、あえて交換)
- 家賃3,000円アップ !
- 改修費は、1戸当たり65万円/計260万円(税別) 4戸の年間賃料は約2,970,000円 (3年の間、常に3戸空いていたことから考えれば、1年で回収できる内容は妥当では?)
その後、地域の各仲介店との調整も終わり 「満室引渡し条件」 をつけて、家主さんに提案し、了承していただきました。
ところが ・・・ 管理会社(一人でやっている個人事業主)から 「待った」 が、かかったのです !
家主さんが 「管理人」 と言っていた人は 「管理会社」 だったのです。普段であれば仲介店の調整と同時に、管理会社への根回しは必ず行っていました。私の慢心もあったと思いますが、もっとよく家主さんのお話を聞くべきだったと、そのときは強く後悔した記憶があります。
(そうか、空き室募集のスキルの問題も潜在していたのか・・・)
「管理会社?」 とのやり取りは、次回に・・・
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