サラリーマン家主さんは、ずーっと金持ち家主さん?
世の中は、どうやら投資ブームのようです。 (今ごろ言うか・・・)
資産0でスタートし、成功を手にしたサラリーマンやOLさん ・・・ WEB上で、もてはやされています。数年で資産2億円となれば、ブログに書きたくなる気持ちも分かります。
資産の無い人が、成功を収めるのであれば
↓
資産のある家主さんは、大大大成功間違いなしです (笑)
すみません。ちょっと皮肉っぽくなりました。
その訳は ↓
「将来的なキャッシュフローは、大丈夫かなー」
と、心配してしまうのです。
成功しているといわれている 「サラリーマン家主さん」 の資産の総額は、数億円かもしれません。しかし 「借入金はいくらで、どんな条件で融資を受けているか」 というところが、見えてこないんです。
過去、私が家主さんの投資案件 (1棟買いなど) を扱っていたときには判断材料の一つとして、この家主さんが所有している資産の状況 (キャッシュフロー・借入金額・資産評価額など) を慎重に精査していました。
加えて、きっちり将来的なリスクを見込んで、シュミレーションをします。 「行ける!」 となった場合、その資料を好条件の融資に結びつける戦略にも使えます。
将来的なリスク↓ (もう何度も、ブログに書いてますけど・・・)
-
- 賃貸市場の需要・供給バランス
- 空室率の増加
- 家賃の下落
- ニーズの変化
- 金利の上昇
ここにきて、もっとも肝心なところは 「金利」 です。
以前のブログ (資金調達のはなし) でも書きましたが、今の状況では 「固定金利」 で融資を受けるのが賢明です。
おそらく、副業で賃貸物件投資を、始めたばかりの方々は 「変動金利」 で借りている人が、ほとんどではないでしょうか? なぜなら、そうじゃないと審査が通らないからです。
↑ あくまで経験則上の想像です。
勉強されている家主さんなら、ここまで書けば 「ピン」 ときますよね。
「変動金利」 を選択すれば、低金利で借りていればいるほど、将来的に返済金額がどんどん高くなります。これは、間違いのない事実です。 (いま以上、金利が下がると思います?)
そして、先に書きました将来的なリスクはのうち
-
- 空室率の増加
- 家賃の下落
これらは、避けては通れません。
(正確に言うと、避けるためには投資が必要です)
想像される結果↓
空室増加 + 家賃下降 + 金利上昇 = 破綻
また 「サラリーマン家主さん」 のなかには、多少頭金を入れていたとしても、フルローンに近い状態の人もいるでしょう。表面利回りに踊らされている 「感」 もあります。 (変動金利できっちり実質利回りを出すのは、難しいです)
例えば、現在2%台の変動金利設定を採用していたとします。10年後に金利が何%になるかは分かりません。しかし、欧米の金利が現在5%程度であることから 「少なくとも日本が同等かそれ以上になる」 ことを視野に入れておく必要があります。
(アメリカのサブプライムローンは、金利変動後10%以上です)
いずれにしろ、金利の上昇が経営を圧迫するのは、上記の計算式から明らかです。 そういうローンを組んでしまうと、近い将来に損益分岐点を越えて、大切な資産が任意売却物件になってしまうかも ・・・
きちんとした経営状況の家主さんには、まだまだチャンスがあります。
最近の銀行の姿勢から見ても、良い条件での融資も期待できます。 (事業収支がキチンと見込める場合のみですが)
“1棟買いは、家主さんのロマン”
是非、実現しましょう!
☆ 人気ブログランキングへ ☆
↑↑↑↑ ブログランキングに参加しています!! 1クリックのご協力をお願いします m(^^)m