1棟買いの裏技 ― 収益物件を安く手に入れる


過去の不動産会社時代には
「売買仲介の担当に同行して、仲介のサポートをする」
という仕事がありました。(建て物診断・募集、空室問題・リフォーム・融資相談など)

これは、会社の顧客サービスの一環ですが、もちろん仲介の売り上げアップも兼ねてます。  (収益物件に限らず、戸建売買も含みます)


両手間の物件がほとんどなので、売主・買主どちらでもお会いしますが、3:7の割合で買主さんと会うケースが多かったです。 (必ず1度は物件を確認します)
その際、仲介担当者の立場を考えながら (瑕疵の問題があるので、発言には注意を払います) 買主さんの疑問にお答えする形になります。 



収益物件を少しでも安く買いましょう!
さて、本題はここからです。


買主さんから仲介担当者に対し、よく出る会話 ↓ 
買主    「売主にあと、150万値引きするように交渉してもらえませんか」


仲介担当  「他の引き合いもあるので、難しいですね。金額も大きいですし、売主さん        には話を持っていけませんよ」 (手数料も減るし・・・)


要するに 「指値」 交渉ですね。
仲介形態が両手間のケースが多いので、その場で必ず出る話です。



その場合、別の日に買主さんに会った際に、物件購入に対する意欲を再確認します。そして、それが並々ならぬと感じた場合に限って、私は以下のように提案したことがあります。
             

もし私 (買主) が希望金額 (150万円の値引) で購入できたら、あなたに個人的な謝礼として●●万円お支払いします


そう、仲介担当者に言ってみませんかと。


魚心あれば水心


仲介担当者に協力してもらう作戦です。



そして、仲介担当者がこの話を聞いた場合、こう考えます。
        
「値引きによる仲介手数料の減額分がでるが、契約成立時の歩合給の金額 + 謝礼金で合計●●万円か ・・・  よし、この買主の指値で売ってもらえるよう売主さんを説得しよう」


もちろん無理な 「指値」 では、仲介担当者も話の受けようがありませんので、注意してください。さらに 「清廉潔白な人?」 に当たると拒絶されるかも知れません。 (それは、まずないと思いますが・・・)

また当然、成功報酬ではあるのですが、値引き額が100万程度でこう着したケースではどうするかなど、細かい打ち合わせが必要になります。


その結果
謝礼を払っても仲介料がまるまる浮く (値引き額と売買価格による)
        
さらに、条件が良ければ物件が少しでも安く手に入る 
        
初期投資が抑えられ、実質利回り向上する

どうですか? 家主さんのメリットは、小さくないと思います。



この作戦について、ご意見は多々あるでしょう。
判断はお任せしますが、売買仲介の現場において無い話ではありません ・・・


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