入居者の 「心」 の琴線に触れる募集とは
ここ2〜3日、寝ていると背中に激痛が ・・・ 日中もズキズキしています。そこで今日は、昼間からブログを書いています (静養になるんかい?)
さて、先回のブログでは 「家主さんの心は、必ず入居者に伝わる」 という話をしました。今回は少し踏み込んで 「入居者の心の琴線に触れる募集」 について、考えてみようと思います。
そこで質問です! 「入居者」 といっても、年齢は千差万別です。ターゲットは、どのあたりの年齢でしょう?
こんな資料があります ↓
国土交通省 平成18年度住宅市場動向調査結果
⇒http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/07/070621/07.pdf
【民間賃貸住宅の世帯主 年齢別比率】
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- 20代未満 3.3%
- 20代 37.8%
- 30代 32.3%
- 40代 12.7%
- 50代 7.4%
- 60代 5.7%
※首都圏、中京圏、近畿圏をあわせた、757サンプルにおける入居者年齢別の割合になります。
※この資料には、興味を深い内容が沢山あるので、一度目を通すといいですよ。
これを見れば一目瞭然ですね!20代が一番多く、全体の約4割。30代を含めると、7割まで数字が跳ね上がります。つまり、ターゲットは2、30代の比較的若い層ということになります。
注意) 稀に札幌を例に挙げると、真駒内・麻生などの地下鉄駅周辺で、年配層の多い地域があります。地域のマーケティングサーチに基づいて判断してください。
○若い年齢層の入居者の琴線に触れる募集作戦とは?
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- 物件の特色POP (差別化アピール)
- 周辺案内POP (ワクワクして生活出来る環境アピール)
- 入居者向け挨拶状 (家主さんの想い)
- 上記三点をまとめた、案内チラシ (広告媒体・仲介店向け)
- 館内コミニュケーション掲示板 (見学者の物件心象アップにも)
このあたりの手法は、最近当たり前の内容になってきていますが ・・・
「もし、このアパートをあなたが選び、新しい生活をスタートさせたなら ・・・ こんなに素晴らしい生活をエンジョイできますよ! 」
この言葉の通り、そのベースにあるのは “家主さんの気持ち” です。ここを押さえておけば 『募集アピール方法の新しい発想』 は、意外と簡単に生まれるものです。
但し、注意点が有ります。
家主さんが60代以上の場合 ↓
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- 家主さんの人生観、生活観が固定化している
- 若者の思考、価値観がさっぱり見当が付かない
- 若者の賃貸ニーズを、把握する方法がわからない
- 自分の年齢と若者とのギャツプに気が付かない
何度かこのブログにも書いたと思いますが ・・・ たたき上げの家主さんは長年、独力で賃貸経営を頑張ってきました。それゆえに経営においては比較的、孤独でもあり、また市場の動向把握に乗り遅れている感もあります。そのミスマッチにおいて、空室増加を招いているのも事実です。
現在の賃貸マーケットは 「借り手市場」 であり、若者のニーズはどんどんエスカレートし、その変化のスピードも相当なものです。ですから、信頼できる仲介担当者から真摯に意見を聞くなどして 「若者ニーズ情報の把握」 からスタートすることも必要だと思います。
(仲介担当者は、だいたい若者が多いので、なおさら良い話が聞けるでしょう)
○ニーズなどの情報収集にあたって、注意事項すること
入居者 (顧客) の視線に立つ = 賃貸経営の王道
これは、正論だと思います。しかし、世間で言われている 「賃貸経営に良い」 ということ (情報) が、必ずしもあなたの物件に当てはまらないことも、意識してください。
これらの情報はいわゆる一般論であって、自分の物件をマーケティングサーチしていくと、間違った選択になる場合もあります。
有名なセミナー等の情報もいいですが、地域のコアな情報収集のほうが、あなたの経営に寄与するメリットは有ると思います。
例えば ↓
- 家主さん主宰の勉強会に出席する
→横のつながりで情報交換や問題点を共有できる
- エリア仲介店の責任者と話のできる関係作り
→過去に、他のアパート立ち退き・解体の情報を入手し、漁夫の利で満室になった ことが何度かあります (部屋が決まる要素の情報において、正確さも随一)
- 入居者と良い意味でのコミュニケーションを持つ
→学生などは、後輩を紹介してくれますし、アパート環境もよくなります
- その地域でセカンドオピニオンを見つけ、意見を聞く
→募集に限らず、知らないで損していることも?
少なくとも家主さんが、これらを実践すれば
「入居者の琴線に触れることが、必ず出来る」
と、わたしは信じています。
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