「見る眼」 について考える
昨日書きました背中の痛み ― 診察の結果、筋肉痛でした。おかしいなぁー、何にも運動していないのに ・・・
一時は 「内臓の悪い病気」 と勝手に想像してビビっていましたが、ともかく安心しました。ストレス性筋肉痛なんてあるんでしょうか? (笑)
それでは、本題に入りますね。
日本は今、格差社会といわれる一方で、拝金主義が横行していると思います。テレビではセレブと称し、年収3000万円稼いでるとか、5000万円とか ・・・
しかし、この人たちは “本当の幸せな家庭生活” を送れているのでしょうか?
すべてがそうではないでしょうが 「マスコミは良い面しか取り上げていないのでは?」 と、つい勘ぐってしまいます。さらに言えば、取り上げられた人たちを見ていると、お金と引き換えに犠牲にしている物はないのか、本当に幸せなのかと疑いたくなります。
なぜこんな話を書いたかというと ・・・
わたしは、以前 「バリバリの成果主義」 の会社に勤務していたことがあります。その対価として見たこともないようなお金を、当時は手にして有頂天になっていました。
お金は、付き合い方を間違えると “麻薬と同じ” だと思います。たとえそれが成功報酬として得たものでも 「もっと、もっと ・・・」 と際限のない、お金の魔力にやられてしまいます。
つまり 『人生においての価値観』 が、お金オンリーになってしまうわけです。ある一線を超えると、家族、友達、自分の品格のすべてを犠牲にしなければ、お金を得られないことも知りました。 (お金や生活観に対し、見る眼がなかったのです)
そんな、わたしの話が役に立つかどうか判りませんが ――
○ 見る眼は知識では養えない
今まで、このブログでも書いてきたつもりですが 「情報に惑わされない」 ということ ―― これが 「見る眼」 を養うために大切なキーワードになると思います。
わたしは書店によく足を運びますが、そこは今、すごいことになってます。投資、ビジネス、人生論などの啓発やハウツー物の本が山積みです。まあ、それはそれで良いと思いますが、これらに頼りすぎるのは問題だと思います。
頭でっかちな知識は応用が利かず、的外れな行動を生むこともあり、また物事を広い視野で見るチャンスさえ奪います。
不動産業界は、魑魅魍魎の世界です。企業はコンプライアンス重視を謳っていますが、必ずしも実働部隊がそれに従っているかどうかは疑問です。ですから、その業界でご飯を食べている家主さんこそ 「見る眼」 が必要となります。
○ 見る眼を養う心構え
「見る眼」 を養うための具体論は、その人の考え方や資質もあり一概に言えません。しかし、心構え (スタンス) は普遍だと思います。
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- 自分の眼で見て、判断する
→情報を鵜呑みにせず、裏を取る努力 (勉強) をする
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- そのうえで実行してみる
→成功体験のみならず、失敗もキチンと検証することが大切
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- 損得勘定を間違えない
→その場の利益を追求しすぎると、必ずブレが生じます
その場の情報に惑わされ “本当の意味での判断” が出来ないと、その情報に飛びつき失敗しても 「所詮、他人のせい」 です。
↑これでは、いつまで経っても 「見る眼」 は養えません。
また、自分の 「立ち位置」 を明確にするということも大切です。先の心構え (スタンス) の項目でも書きましたが
損得勘定を間違えない = 物事を広い視野で捉えて見る
つまり
「将来こうなりたい! そのためにはどうすればいいのか」
と考えていれば、目先の利益や情報に振り回されずに、自分の今の 「立ち位置」 も明確にできるはずです。ゴールが見えていないと、ペース配分も出来ませんよね。
わたしは実際に甘い話や情報に飛びつき、損得勘定を間違えた家主さんを知っています。ほとんどの場合、結果が出ないケースが多いのですが、仮にその場で利益が出ても長い目で見ると、必ず経営にブレが生じます。最終的には、修正が効かず事業が立ち行かなくなるのです。
しかし、臆病になる必要はありません。あなたの 「見る眼」 を生かし、今ある情報からしっかりチャンスを掴みましょう。
わたし自身も、せっかく? 「苦い経験」 をしてきたわけですから、それを 「見る眼」 の糧にして、これからの人生を謳歌するつもりです。
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