札幌でも改正建築基準法の影響出ました ・・・ 早川工務店業務停止
早川工務店が業務停止
住宅建築、販売の早川工務店(札幌、早川義行社長)は30日、業務を停止し、弁護士に処理を一任した。2007年2月期の負債は約35億円。
1941年(昭和16年)創業。1995年に鉄筋コンクリートの外断熱工法「RC−Z工法」を開発したのをきっかけに、低価格帯の3階建て住宅を販売して急成長し、ピークの2007年2月期は47億9200万円を売り上げた。
しかし販売用不動産を積極的に購入したことで借入金が急増。さらに、6月の改正建築基準法の施行に伴い、3階建て住宅の建築確認手続きが厳格化したことで、資金繰りを圧迫していたとみられる。
金融筋によると、同社は子会社ロングホーム(江別)との取引で売上高を水増ししており、実質的に債務超過に陥っているとされる。
北海道新聞 (11/30 13:55)
うーん、遂に始まりました。
あの早川工務店が ・・・
今のわたしの会社も与信管理には相当厳しく
毎日の与信リサーチは、欠かせません。
そんな中、最近は建築関係で設備・電気会社の倒産は続いていましたが
今度は、中小の工務店に改正建築基準法の影響が出てきたようです。
今後は、体力のあるゼネコンの一人舞台になるのでしょうか?
中小のデベや施工会社の行く末が心配です。
その一方で ・・・
↑こんな物件が、札幌の中心部にドンドン建っている現実もあります。
わたしの勤務先に関係のある現場ですが
地下鉄駅近のこんな賃貸マンションが、そこそこの家賃で入れるんです。
既存の家主さんにとって、脅威になることは
残念ながら間違いありません (悲)。
最近の札幌賃貸市場は、この高層賃貸マンションを含め
どうやら極端に特色のある物件が出始めています。
例えば、老人介護付き賃貸マンションなども、その一つです。
こちらも近々、ゼネコンの施工で規模の大きなものが札幌に出現します。
―― 賃貸グループホーム・介護付き賃貸マンション ――
目先の効く個人家主さんなどは、既に投資をしている分野なのですが
大きな資本 (ウン十億単位) のプロジェクトの流れが盛んになれば
その先行きも不安です。
■家主さんへの提言
なんだか暗い話になりました。
わたしが思うに、ここ暫くは新築などハイリスクローリターンの投資は
控えたほうが無難だと思います。
また中古優良物件についても、なかなか発掘できない現状を踏まえ
まずは自己所有の物件の満室経営に、徹したほうが良いと考えています。
改正建築基準法や、サブプライム問題からの金融市場の混乱。
賃貸市場への影響も今後、眼が離せません。
本当は、レバレッジを効かした中古物件の一棟買いを勧めたいのですが ・・・
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